猫白血病キャリアと判明して生後半年で保護した愛猫シマ。2歳半でリンパ腫を発症し、7ヶ月の闘病生活を経て3歳と1ヶ月で永眠しました。猫と映画とお酒をこよなく愛するcapucineの日記です。 by capucine40
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辛そうなシマを見ていて、先週末には私まで胃腸を壊してダウン。 夜は眠れないし、食べ物を受け付けませんでした。 シマの呼吸は相変わらず辛そうなのに、毎週の病院では何の処置もしてもらえず、 見るに耐えなくなった私は外科的処置を取ることにしました。 今まで通っている病院の先生は胸水を抜くことはしないと、 言っていたので、新しい病院へ診察に行きました。 そこは今までの病院より少し大きく、他にもわんこやにゃんこがたくさん。 シマはとても怖がりなのでそんな所へ連れて行くのは本当に忍びなかったけれど、 もうほとんど息を吸えていない状態なのに 抗がん剤が効くまで待つということはできませんでした。 ■毛布に寝かせてもグタっとなって動きません■ 新しい病院は設備も整っていて、酸素を入れながらの麻酔で 痛みを感じることなく胸水を抜くことができるということだったので 安心してシマを預けることができました。 しかし、夕方迎えに行くとシマの胸のエコー画像にショックを受けました。 胸水はほとんど溜まっていなかったのです。 レントゲンの影の正体は大きくなったリンパ腫で、 そのリンパ腫が心臓を押しつぶしていました。 丸い心臓がリンパ腫に押しつぶされて8の字のような形になっていて、 ドクドクと上の丸と下の丸で二段階の鼓動をしていました。 その動きはまるで悲鳴を上げているようで目を覆いたくなる程。 心臓にとてつもない負担がかかっていると先生は言っていました。 酸素も十分に取り入れることができないので血色も悪かったようです。 入院中は酸素室の中に入れてもらっていたので、 かなり楽だった様子で横になって寝ていたそうです。 抜く胸水が無かったということは、もう抗がん剤の効果に期待するよりほか シマの呼吸を楽にする方法はありません。辛い現実です。 そして先生から「ちょっと興奮していて連れてこられないので、 一緒に来てもらってもいいですか?」と言われ、診察室の奥へ入っていくと、 ちょうどド真ん中辺りのケージでライオンのように吠えているシマに驚きました。 上下左右をわんことにゃんこに囲まれて、パニック状態でした。 私が「シマ~お家に帰るよ!!」と手を差し出すと、バリッとひと掻き。 そして流血・・・。キャリーに入れ替えるまで大変でした。 どこにそんな元気が残っていたのか。 もうこの先何ができるのか、どうすればいいのか。 新しい病院の先生は『やるならとことんやるしかないです。 この病気の最後は見ていられない程苦しいことも覚悟して。 結果、手を下さなければならない時も来るかもしれない。』と言いました。 私の中では何が何でも安楽死は選択肢に無いのですが、 そういう考えが頭をよぎる未来があることは確かなようです。 とにかく今は続く治療を乗り越える為に食べて欲しいです。 体重が減る一方なので、何でもいいから少しでも食べてくれたら…。 そう思って並んだシマのえさ場はまるで王様の食卓です。 食べすぎで困っていていつもお皿が空っぽだったことが嘘のようです。 ■カリカリ3種に缶詰2種、ちくわに干物にマグロ刺し■
by capucine40
| 2008-03-05 17:25
| sima-cat
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